NEWS
コロナワクチンを改めて考えるお知らせ
世界各国で猛威を奮うコロナウイルス感染で何をするにも感染対策を考えていかなければならなくなりました。マスクや手洗いうがいを行い、アルコール消毒や帰宅したらすぐに服を着替えるなど出来ることは様々あります。
そんな中でワクチンの重要性が問われておりますので、ワクチン接種が進んでいる各国を例にして考察していきます。
●ワクチンは感染しないわけではない
感染が急激に広がっているのはワクチン接種がそれほど進んでいない若年層であるのも各国で共通しているようです。ヨーロッパにおける感染の波で今のところ特徴的なのは新規感染者数増加の急カーブに対し、入院患者数と重症数はあまり増えていないと言われていることです。
イギリスでもこれを理由としてマスク着用の義務も撤廃され規制緩和がどんどん進められています。ただし、オーストリアやイギリスでは、陽性者でも軽症者は自宅療養する例が多いことには留意しなければなりません。
ワクチン接種が最も進んでいるイギリスやイスラエルでもデルタ株による新規感染者数はものすごい勢いで増えています。イスラエルではファイザーのワクチンは95%デルタ株の感染を防ぐとされていましたがその後64%に訂正されました。
つまり、ワクチンを接種していてもデルタ株の感染は抑えきれないということです。
ただ、接種していることで入院や重症化といったリスクは両国で確実に下がっているようです。
●致死率は低いが入院率は高い
ワクチンなどの影響があるので単純な比較はできないものの、単に致死率をアルファ株とデルタ株で比較するとデルタの方が低いとイギリスのデータからは言えます。しかしスコットランドからの報告では、デルタ株の方がアルファ株よりも入院が必要になる率が約2倍であるという報告もあります。
感染の広がり方や致死率は、恐らくそれぞれの地域の生活環境による密の状況や、ワクチン接種率に伴って大きく異なるということです。
デルタ株に関して以下のことが報告されております。
•アルファ株より感染力が約1.5倍高い
•完全ではないがワクチンで感染を抑えられる
•ワクチン接種により重症化を抑えられる
今後の対策としては、まだワクチン接種が済んでいない若年層に接種を進めていくこと、一方で既にワクチンを接種した成人や高齢者も6~9カ月でワクチンの再接種が必要となってくると思われます。
今後子どもへの接種をどう進めていくかは悩ましいところですが、小児は重症化することは少なくても罹患後の回復が遅い症例があるという報告も出ています。
大事なのは、ワクチン接種が進んでもマスク着用や3密対策が引き続き重要ということであり、地道に対策を続けつつ接種をなるべく滞りなく進めていくことになります。
コロナワクチンは感染を抑えつつも、重症化しにくくなるという事が最大のメリットだと思いますので、命を守るためにワクチン接種は必要であると私は考えます。
ワクチン接種、感染対策を行い長く続く自粛生活を乗り越えて明るい未来をつくっていきましょう。
テントサイルジャパン
大宅
-
CONSULTING
-
過疎化の状況にお困りの地域オーナー様や各市町村役場、観光協会様へのコンサルティングを行っております。
今まで活用できなかった場所や観光に力を入れておられる方々を応援し、新しい時代の復興へと導きます。
詳しくはお問い合わせください。